ながされいさお１１

----- 誰 -----
銀さんが、
----- いつ -----
真選組の市中見回りの真っ最中に、
----- どこ -----
土方・沖田等真選組隊士の目の前で、
----- 何 -----
堂々とみんなのアイドル近藤局長を掻っ攫って行きましたとさ。
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松平のとっつぁんやマダオとかも加わって大混乱！？でも近藤さんは訳がわからずにボケ～っとしてる、みないな感じで。

by星クズsama

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なんか嫌な予感がしてたんだ。前方から走ってくるやる気の無いスクーター男の姿を見た時から。
だから近藤さんが気づく前に、どっかに隠れよう（隠そう）と思ったのに、行動する前に、近藤さん気づいてしまって

「おーい銀時～」

なんて嬉しそうに手を振る。
馬鹿ホントこの人バカ。

わざわざ俺と近藤さんの間をわってはいってきた奴が、一瞬こっちにむけた目。なんか企んでるような、勝利を確信しているような、嫌味な目。腐った魚だってあんな嫌な目してねーっての。
なのに近藤さん「銀時今日も暇そうだなぁ」なんて和んでやがる。
あ、ホラ今触られたんだぜ。よけろよ近藤さん。気づけ。そいつは危ない奴だ。
守ってやんなきゃ近藤さん。今日のそいつはなんか特に危ない。

な、の、に、

「おーい土方早く来～い」

なんでかちょっと離れた所で待ってる黒塗りの車からとっつァんの顔が覗く。こんの肝心な時になんで俺なんだよとっつァん！！アンタいっつも近藤さん連れてくじゃねーか。連れてけ。いつもはいい気しないケド今日はいい。頼むから近藤さんを連れてけ。

「早くっつてんだろー」

早くじゃねーし！！俺は今取り込み中。

「トシくんとっつァん呼んでんぜ」

だァーもゥ近藤さん！！

「近藤さんは？」
「へ？俺？行かないよ。なんか今日はお前に用があるらしいって、さっき言ってなかった？」

あーもゥ。アンタ馬鹿ホントバカ。空気読め。とぼけた面も可愛いなぁチクショー。

「なかった。アンタも行こう」

俺は精一杯切ない顔をつくって、近藤さんの手を掴む。

「だけど、二人とも急にいっちまったらみんな大変だろ？」
「大丈夫。ただの見回りだ。総悟あたりに言っておけば・・・つーかあのバカどこ行った？」

さっきまで近藤さんの側をウロチョロしていたのに総悟のヤロウ。まじで役にたたねェ。
あ、あんなとこに。と、思えば、なんかグラサンかけたおっさんいじってるしィィ！！

「あ、長谷川さん」
「万事屋お前知り合い？」
「ああ、うん」
「じゃ、行って回収して来い」
「えーいいだろめんどくさい。あの人Ｍだから。あの子とあってるって。つーか・・・お前の命令なんて聞くかバーカ。人にもの頼む態度ってもんがあるだろ。お母さんに習わなかったのか？」
「あんだとコノヤロ」
つーかＭであってるってなんだよ。こいつ頭わいてんじゃねーのか？
「まぁまぁ二人とも。落ち着いて。暑いから気がたってるんだな。アイスでも買ってこよう」

近藤さん・・・。
クソこんな時も可愛いな。
じゃなくて

「あのなぁ、近藤さん」
「テメェ土方！！人を待たせるなんていい度胸だな」

ゲッとっつァん。

「あーこの男！前に俺をひいたおっさんじゃ・・・」

うるせーグラサン黙っとけ。ん？いや、いいぞもっと言え。
この隙に近藤さん・・・て

「アイス買いに行くのにつきあってやるよ」
「おーそうだな。せっかくだからみんなの分も買ってこようか」


って、エー！！急に二人居なくなったらマズイんじゃねーの？！

「俺、ガジガジ君お願いしまさァ」
「俺ハーゲンダッツ！」

総悟と山崎のヤロォ・・・

「じゃ、車借りるわ」
「「「行ってらっしゃーい」」」

じゃねーし。お前ら局長大好きの癖に、アイスなんかで売りわたしてんじゃねーよ！！だれかまともな隊士はいねーのか！！

「待っ」
「お前はこっち。アイスならおぢさんが買ってあげるから」

アイスじゃねー！！！





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星クズsamaが意図したこととまったく違う事になった気がしますが、いい感じにトシが不憫なので、星クズsama許してやってください。
このあと二人で逃避行？？アイス買うのにどこまで行ったんだ。