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うんぬん企画用
who:銀時が
when:午後3時おやつの時間に where:人気の無い屯所で what:おやつ代わりに勲をぺろりと食べちゃいました。 &:トシに見つかりませんように(笑) byAsama 城から帰る途中に、こないだ銀時に教えてもらった団子屋で皆の土産に団子を買って帰った。 非番に残っていた隊士にそれを渡して、別にしてもらった数本を、誰か―例えば総悟とか、乗り気ならトシとか、と食べようと思ったのに、今日に限って誰もいなかった。 廊下に出て誰かおやつに誘える奴はいないかと見回したが、生憎誰も見つからない。 屯所も年度末の3時頃となると、さすがに閑散としてるもんだな。と納得したけどなんだかちょびっと寂しかった。 仕方がないので自分で茶を入れて、勢いあった団子を全部食べて、口中甘いまま欠伸をしたところで、不意に間延びした声が聞こえた。 「おーい近藤。遊びに来てやったぞ~」 障子を開けて、顔を覗かせると、庭に銀時がいる。 「入れよ」という前に奴は入ってきて、俺が食べた団子の串を見て、喚いた。 「テメェ近藤!銀サンの団子はどこだよ?何で銀サンが来る前に全部食っちまうかね?」 「だったらお前来るって連絡を事前にしておけよ」と言いかけた言葉は、 「糖が足りない!血液中の糖の値が足りない!!」と再び喚く男の科白に飲み込まれる。 「コラコラ暴れるな。団子貰ってきてやるから大人しくしなさい」 「間に合わネェっ!!間に合わねぇんだよそんなんじゃヨォッ!」 「だったらどーしろってんだ」 「いいから近藤お前ここ座れ」 銀時は散々喚いて、喚いた挙句に俺を押さえ込んで座れという。 意図するところがわからなくて渋々座ると、 「いただきます」 という声が聞こえて・・・・・・ えええ゛ー?!!! キスされた。 「んんっ―んんんー!!」 「やっぱ思ったとおり甘い」 「な、思ったとおりじゃねェェェー!!!」 第一甘いってなんだ甘いって!! 人間の口の中が甘いわけあるかァァー!!!(ハッ!団子を食べたから甘いのか・・) ならまぁ解らないけど解らない事もないな。 糖が足りてなかったわけだし、急を要して・・・ 「ってお前何で服まで脱がそうとしてんのォォー!!」 「これだからゴリラは。服なんか着てたら邪魔だろ」 あーそうだな邪魔だな・・・ 「って何でぇえ!!」 なんでか知らないが、糖が足りないとほざいた銀時は、俺の唇を奪っただけでは飽き足らず、スカーフを外し、シャツのボタンをあけて、首筋に舌を這わせてきた。 「なっ!ヤメっ、銀時!!」 「ほら大人しくしてろって直ぐ終わるから。なっ」 精一杯拒否した手を掴んで銀時が見たことのない優しい顔で微笑みかけてくる。 虚を疲れて思わず見とれている間に、銀時の手は俺の上着を脱がし、シャツのボタンを全てあけて・・・ん? 「な、何すんだっ!銀時。ヤメっ・・ヤメロっ」 慌てて抵抗するが、いかんせん体勢が悪い。 「い、いいっ加減にしろよっ」 再びキスしようとしてくる銀時の額を今度こそはと手を当てて押し戻す。 「!!」 けれども奴は、諦める様子もなしに容赦なく俺の肌を撫で回した。 「ヤメッ・・っ、そ、そこはッ」 「なんだ?ここは?ん?感じちゃう?」 「な、バッ・・んっ、バカ」 「元はといえば、俺の分の団子残しておかなかったお前が悪いんだぜ?」 「そっれは・・アッ・・い、いいっがか」 「ほら力抜け。暴れると余計疲れるし」 誰のせいだと思ってるんだー!! 「よっ、よせっ銀時」 「だーめ。俺は腹が減ってんだから、お前を食うって決めたの」 「やっ」 そんな無茶苦茶だ。 「大丈夫。俺様のすーぱーてくにっくでスッゲぇー良くしてやるからよ」 ぎゃー!!いらんー!!! ―――――――――――――――――――――――――――― ―――――――――――――――――――――― ―――――――――――――――――― ―――――――――――――― ―――――――― ―――― 「あー疲れた・・・ん?」 出先から戻った土方は、視界の隅に、例のうっとおしい銀髪を見た気がして振り向いた。 しかし、振り向いた先には何も見えず、見間違いかと呟いて、再び歩き出す。 それもそのはず屯所にアレがいるはずもない。 それより、 早く近藤さん拝んで癒してもらおう。 朝喋ったっきり忙しくて今日一日ろくに顔も見れなかったのだ。 「おーい近藤さん帰ったぜー」 って寝てんじゃねーかこの人。 布団もかけずに。 押入れから掛け布団を出して近藤にかけてやった土方は、近藤の目尻に涙の痕があることに気付かなかった。 PR |